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病院について

ヘルニア外来をはじめました!

2018/03/30





ヘルニア外来を開設しました!

当院外科では、鼠径ヘルニアに対して、年間100例を超える手術実績があり、そのほとんどを臍部1ヶ所だけの創からの単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術で行っています。

2018年4月から毎週金曜日午前に開設し、鼠径ヘルニアの治療に、さらに力を入れていくことになりました!

鼠径ヘルニアでお困りの方は、お気軽に当院ヘルニア外来までご相談ください。

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鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)とは?

鼠径ヘルニア(そけいヘルニア)とは、専門的には「腹膜に覆われた臓器がヘルニア門をとおして腹腔側から鼠径管内に脱出している病態」とされます。

分かりやすく解説しますと、お腹のなかの臓器が、太ももの付けね(鼠径部/そけい部)のすき間から皮膚の下に出てきた状態です。
俗に脱腸とよばれます。

鼠径ヘルニアには、外鼠径ヘルニア、内鼠径ヘルニア、大腿ヘルニアなど いろいろなタイプがあります。

鼠径ヘルニアの初期症状は、痛みや違和感ですが、残念ながら この段階での受診をためらう方がいらっしゃいます。

次の項目で、早い段階の治療のメリットをお話ししましょう。


鼠径ヘルニアの治療方針

鼠径ヘルニアの治療法は手術です。

手術以外に有効な治療法はなく、ヘルニアが自然治癒することはありません。

脱出した腸管や脂肪が腹腔内に戻らなくなり、血流が悪化した状態を「嵌頓(かんとん)」といいます。
腸が嵌頓・壊死した場合は、緊急手術を必要とします。
嵌頓は、鼠径ヘルニア全体の5%くらいに起こるといわれています。

鼠径ヘルニアが嵌頓して緊急手術になる可能性を考慮すると、待機・予防的に手術を受けていただいた方が安全であるといわれています。


TEP(単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術) : 鼠径ヘルニアの最新手術

近畿中央病院の外科では、「腹膜外腔アプローチ 単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(SILS-TEP)」を積極的に行っています。

SILS-TEPは、両側にできた鼠径ヘルニアに対しても臍(へそ)部1か所の手術創から同時に治療できるため、手術後の整容面にも優れた手術法です。

単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(SILS-TEP)は高度な技術を必要とするため、施行できる施設はほとんどありません。

※TEP法(腹膜外アプローチ)以外に、腹腔内からヘルニアを修復するTAPP法(腹腔内アプローチ)をお勧めする場合もあります。

※癒着などのため、腹腔鏡手術が安全に施行できないと判断した場合、開腹手術に移行する可能性があります。

2.5cmほどの切開部より
カメラや鉗子を入れます


手術創も比較的小さくなります



広報誌「きんき」101号でも紹介されています


最新の腹腔鏡手術システム

当院では、兵庫県下で最も早く、最新の腹腔鏡システムVISERA ELITE Ⅱビデオシステムセンター(OTV-S300)を導入しました。

同時に4K-3Dモニターも導入したことにより、操作性に加えて視認性が大幅に向上し、細かな血管まで、よりクリアな映像のもとで手術を行っています。

鼠径ヘルニアに対する臍部単孔式腹腔鏡手術(SILS-TEP法)を行う環境としては、理想的な設備といえます。

SILS-TEP法
患者さまの負担を軽減

安全性について

併存疾患の多いご高齢の方、腹部の手術歴がある方、メッシュ使用後の再発で手術が難しいといわれた方でも、腹腔鏡を用いて安全に手術可能です。

単孔式腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(SILS-TEP)の再発率・合併症率は非常に低く、今までの良好な手術成績を国内外の学会や医学雑誌で発表しています。



入院期間や手術後の日常生活復帰

 

入院期間について

鼠径ヘルニア手術では、2泊3日の短期入院を基本としています。
手術後4時間で歩行を開始します。
手術当日の夕食より、経口摂取を再開します。
重たいものを持ったり、激しい運動の必要がなければ、手術翌日からの仕事復帰が可能です。

時間に余裕のない方も、無理なくスケジュールに組み込んでいただけるよう、入院期間・手術日程については、可能な限り調整させていただきます。

退院後 (外来受診や経過チェック)

退院後、1週間前後で、初回の外来受診をしていただきます。きずに問題がなければ、入浴可としています。

手術後 3ヶ月で、最終チェックのために外来受診をしてもらいます。

日常生活への復帰・運動するのに要する期間

日常生活への復帰は術翌日から可能です。
事務仕事などであれば、術翌日から復帰可能です。
ジョギングなどは 3-4週間後からとしています。

退院後の異常に対して

鼠径部が再度、はれてきても、ほとんどの場合は水が貯まっているだけ(漿液腫:しょうえきしゅ)で、問題ありません。
おへそのきずが赤くなって腫れてきたり、痛んだり、膿が出てきた場合には、早めに受診してください。




早めに受診しましょう

手術の技術や機器の性能は進歩しています。

恥ずかしがって受診をためらうより、負担の少ない治療を選択できるうちに医療機関を受診しましょう。



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