前回、販売した業者も気付かなかったような特殊部品がついていたことをダーモスコピーで観察することで、警察の鑑識のように見つけ出 したことを書きました。
規則正しく並んだ溝、カメラになじみのない人には腕時計の竜頭のギ ザギザを思い浮かべていただくとよいかもしれません。
そこの汚れと思っていたものが、拡大してみると実はギザギザの山側、谷側にのこる黒い塗料の痕。
同じモノは足底の病変に・・・
同級生からの便り (5)
同級生からの便り (4)
ダーモスコピーで1mm間隔程の2箇所の溝を見比べてみました。
するとレンズの端にあり余分な部品と思われた部分の溝には、溝の谷側山側共に本体にはみられない黒い塗料の痕が残っており、もともとは色が違う部品が装着されていることがわかりました。
修理店に持っていき、特殊工具ではずしてもらって一件落着・・・
ん? 「溝の黒い色」 をダーモスコピーで観察して本体と違うものであると区別をつけたって??
これってどこかで・・・
同級生からの便り (3)
レンズで無限遠が出ないというのは、遠くにピントが合わない、いわば人間の近眼のように遠くが見えない状態のことなんです。
外観には違和感はないけど、マウント部つまりレンズの根元に余分な部品がついているのでは?と考えました。
そこで、1mm間隔ほどで滑り止め溝の彫られた問題の部分とレンズのピントを合わすリングの滑り止め溝をダーモスコピーで見比べてみました。
すると…
同級生からの便り (2)
前回に引き続き、さらに、横道にそれます。
皮膚科医の中には写真を趣味にしているひとが、私を含め多いです。
最近は、ミラーレスのレンズ交換式デジカメが普及したため、昔の映画撮影用のレンズも利用できたりするんですね。
先日、入手した古いレンズがどうしても無限遠が出ないという状態で、原因をう~ん、う~んうなりながら考えていました。
そこで、役に立ったのが…
同級生からの便り (1)
ちょっと、横道にそれます。
先日、福岡で免疫内科をしている同級生からメールがきました。
当院のホームページをみて、ダーモスコピーの件で質問があるとのことです。
彼が診察する自己免疫疾患では爪の周りに血管拡張がみられることがあり、診断にダーモススコピーが役に立つことがあります。
使いたいがどれがいいかとのこと。
器械の値段はさまざまですが、自腹で買うとのことで、例のWG-1を紹介しておきました。
緩和ケア (4)
では本来、手術すべき疾患を手術できない場合はどうなるか。
特に皮膚癌で問題になるのは、内臓にできた癌と違い皮膚の外に病変ができるということ。
腫瘤を形成して盛り上がることもあれば、潰瘍化して、穴のように掘れてしまうこともあります。
いずれにしても容姿的な問題、外部への出血、臭気もれ、ガーゼ交換の手間など、ご本人や介護する家族の方にも負担がかかります。
特に顔面の場合は、容姿的な問題が最も気になりますし、首から上は血流も多いため、出血のコントロールが難しいです。
緩和ケア (3)
出遅れた場合という言葉を使いましたが、要するに手術ができない状態で癌が見つかった場合どうするかということです。
手術ができない理由は、腫瘍が切除するには大きすぎるであるとか、切除すると危険な場所にあるとか、患者さんが体力的な問題や認知症などで手術に耐えられない場合などがあります。
近年は、高齢化がすすんで、患者さんの年齢層がどんどん上がって来ているため、そのような患者さんも増えています。
緩和ケア (2)
緩和ケア、今回の講習会は大変勉強になりました。
というのも、もともと皮膚科の扱う皮膚癌の場合、大抵は切除したら転移する可能性は低いものが多い反面、悪性黒色腫や血管肉腫などは、進行した、もしくは発見が少しでも遅れた例ではかなり深刻な経過をたどることが多いのです。
ですから、ダーモスコピーなどで早期発見を促進するのは勿論のこと、出遅れた場合にどうするかを課題の一つとしています。
緩和ケア (1)
当院が阪神北医療圏のがん診療拠点病院であることもあり、先日、当院の講堂で緩和ケア講習会が開かれました。
皮膚科は医師3人とも受講することができました。
2日間にわたり、会の運営をしていただいた、内外のスタッフの皆様に感謝します。
これにより、 「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 (兵庫県・阪神北圏域) 修了」 と標榜できるのですが、もしかして、 「皮膚科で緩和ケア?」 と思われました??
○○○○と思いきや… (3)
前回の続き、皮膚のできものを切除か放置かについては、専門家でもそれぞれ、診断が違うというのは多々あることですので、そこは問題ではないと思います。
ここで、私がびっくりしたのは、そうです、皆さんのご想像のとおり、ダーモスコピー検査の話が全く出ることなく肉眼所見のみで判断されたということです。
以前、普及率が意外と低いとはお話ししましたが、もしかしたら皮膚科医の中でも何らかの意識改革が必要かもしれませんね。












