近畿中央病院のいいところは、地域に密着した病院として、住民の皆さまに医療を提供できるところです。特に私の属する5階西病棟では、内科病棟のため、入退院を繰り返す慢性疾患の患者さまが多くおられます。少しでも入院までのスパンを長くできるよう、自宅での健康管理を患者さまご自身、また周りのご家族や在宅ケアスタッフが行えるよう、退院に向けて援助しています。退院後は当院で外来通院される患者さまだけでなく、かかりつけ医でのサポートとなる患者さまもおられますが、情報提供を行い、適切な治療を継続できるよう取り組んでいます。
そして、状態悪化時にはスムーズに受け入れを行い、「近中に来れば一安心」と思ってもらえるよう、スタッフ一同日々精進しています。
自分達が働いている病院という環境が特殊であることを意識することです。新人時代は新鮮であったことが、経験年数を重ねるにつれて、『当たり前』になっていきます。慣れも出てきます。しかし、入院される患者さまやご家族にとっては、入院は非日常です。突然のことに戸惑ったり、不安や恐怖を感じている方もおられます。その様な方に対し、丁寧に説明を行うこと、気持ちに寄り添うことを私は大切にしたいと思っています。忙しい毎日の中、業務に流されてしまいそうになることもありますが、その様な時こそ、自分にとって何十回目のことでも患者さまにとっては初めてであることを忘れずに働いていきたいと思っています。
看護部全体で新人教育に力を入れています。5階西病棟では毎月教育担当で話し合い、新人ひとりひとりに合わせたきめ細かな指導を行っています。不安いっぱいで入職されると思いますが、プリセプターを中心に勉強面・精神面などサポートを行っていくので、安心してください。
また、自分の予定に合わせて休みを希望することができ、身体を休め、リフレッシュして勤務に臨むことができます。