新しい年を迎えましたが、新型コロナウイルス感染症は終息する気配がなく、先の見通しがつき辛い状況が続いていますね。昨年度は、新型コロナウイルス感染症拡大により、医療現場でのマスクやフェイスシールド、防護服、アルコール消毒液の不足が深刻となりました。私生活においてもマスクや消毒液、除菌シートなどが入手困難となり、インターネットなどを通じ、通常価格の10倍以上と高騰な価格で転売され、泣く泣く高騰価格で購入した時期もありました。しかしそのような状況下、医療現場には複数の個人、企業、団体の皆さまから寄付や医療従事者への温かい応援メッセージを頂き、感謝で涙があふれ、私達の日々の活力となりました。

まだまだ、新型コロナウイルス感染症は予断を許さない状況であり、私達医療従事者は自分自身が感染しないように身を守り、患者様にも感染させず安心して入院生活が過ごして頂けるように、必要時には個人防護具の着用を続けています。そのため、少しでも防護具の消費が削減できるように、不織布ヘアキャップを医師や看護師で手作りした布製ヘアキャップに変更しました。お気に入りの色や柄を選択することで、仕事のモチベーションアップにもつながっています。

HCUに入室される患者様は、高度な治療を必要とされる方であり、日々状態の変化も大きく、ご家族様は不安な思いで毎日を過ごされていると思いますが、コロナの流行により面会制限でご不便をかけて申し訳ありません。私達HCUスタッフは、少しでも患者様・ご家族様に寄り添った看護が提供できるように努めていきますので、いつでも気軽に声をかけて下さい。

『一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息を願います』

看護師長