認知症看護認定看護師

認知症看護認定看護師の役割

認知症による症状には色々なものがあり、時には対応が非常に困難になることもあります。認知症看護認定看護師には、認知症の方にどのように関わればよいかわからず悩むご家族や医療従事者に対し、適切なアドバイスを行い、認知症の方と介護者・家族が安心して暮らせることができるように支援していく役割があります。認知症になると自分の思いを他者に上手く伝えることができなくなることが多くなります。認知症であっても意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現に向けて、病院でも質の高い看護の提供をめざし、スタッフ一人一人の意識が向上するような支援を行います。

活動の具体例

  • 多職種で構成される認知症・せん妄ケアチームでチームラウンドを行い、身体疾患を抱える認知症患者さまが穏やかな入院生活を送ることができるよう、スタッフへケアのアドバイスを行っています。
  • 院内マニュアルの作成・見直し
  • スタッフからの相談への対応
  • 院内外での医療・介護従事者に対する教育活動
  • 研究活動および研究協力

スペシャリストインタビュー

認知症看護認定看護師

我が国は急速な勢いで超高齢社会に突入しました。加齢が大きな要因の一つとなる「認知症」。当院においても、認知症や認知機能低下のある患者さまが増えています。認知症は特別な人に起こる特別な出来事ではなく、年齢を重ねれば誰にでも起こりうる身近な病気です。患者さまやご家族さまが笑顔でその人らしく生活できるよう、ともに考え、ともに歩む姿勢を大切にしています。

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