初期臨床研修医

臨床研修管理委員会委員長(副院長)
上道 知之
話がしやすい垣根のない医局で、
各人の希望に応じたプライマリーケアを中心とした研修を

皆さんは6年間の医学部での勉強をもうすぐ終わろうとしているところですね。これから医師国家試験を受けて、いよいよ医師としての第一歩を踏み出そうとしています。これからどのような医師になるかを迷っておられるかもしれません。卒後の初期臨床研修は非常に大切な時間だと思います。この時期にかかわることになる大勢の患者さんや指導医、研修病院のスタッフなどは今後の皆さんの宝物の一つになるでしょう。

 

私たちは医学部卒業後の最初の実地臨床研修を当院で受けていただき、若い先生がその後の臨床や研究に進まれる為のお手伝いができればよいと考えています。当院では平成16年に新臨床研修制度が始まるずっと以前から若い医師が研修を受けて切磋琢磨したのちに巣立って行きました。
当院では若い先生が研修をして育ってゆくのを暖かく見守ってきた経験があります。大学病院や巨大研修病院では難しいアットホームな雰囲気での研修が可能で、各診療科の間には垣根がなく身近に相談できる優しい先輩医師がそろっています。各科での診療カンファレンスや抄読会あるいは院内勉強会が定期的に開かれており、やる気のある先生には充実した研修が受けられるように配慮しています。

 

研修のプログラムでは7つの内科系診療科をはじめ、外科、麻酔科、産婦人科、小児科と2年間を通して当番制の日中時間内救急と当直勤務で1次~2次救急を研修していただきます。また、協力病院での精神科研修や地域医療研修を地域の伊丹市医師会と協力して行っています。自由選択の期間は各研修医と相談して最良の研修を調整しています。
当院独自の研修プログラムとしては4名の定員ですが大阪大学から2名のたすき掛け研修も受け入れています。たすき掛けで来た研修医が2年目も残りたいと希望するような充実したプログラムと病院の雰囲気が誇りです。ぜひ私たちと一緒に臨床研修を始めてみませんか。

初期臨床研修医の特徴

  • 長い経験を持つ優秀な指導医が数多く在籍しています。
  • 診療科間の垣根が低く相談しやすく、病院のビジョンとして笑顔の絶えない職場を目指しています。
  • 2年次に9ヵ月間の自由選択期間があり、個々の希望に沿った研修が受けられます。
  • 当院は地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院です。がん治療に対する専門性や地域連携が学べます。

基本理念Philosophy

  • 医師としての人格を涵養し、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリー・ケアの基本的な診療能力(知識・技能・態度)を身に付ける。
  • 医療チームの一員として、いかに患者一人ひとりのニーズに応え安全で質の高い医療を効率よく提供するか、その術を学ぶ。

研修プログラム情報の公表(臨床研修省令第11条)

初期臨床研修プログラムの特色

豊富な実績と恵まれた設備
23の診療科に遺伝子診療センター、生活習慣病センター、健康管理センター、内視鏡センター、救急診療センターを擁し、主に阪神間の公的基幹病院として機能しています。平成4年度に厚生労働省より臨床研修病院の指定を受け、多くの研修医が巣立っていきました。施設面では、広いスペースと豊富な蔵書と司書が配置された図書室が整備されています。
豊富な生涯研修プログラム
外部講師を招いた院内研修会を開催しており、医の倫理、接遇、医療関連規則、安全な医療、院内感染対策などをテーマにしたセミナーに参加ができます。また、救急対応技能習得のためのICLS(二次救命処置)講習会や中心静脈カテーテル穿刺トレーニング、人工呼吸器セミナーを設けています。さらに、CPC(病理カンファレンス)やキャンサーボードにも参加できる充実した研修プログラムになっています。
優れた指導体制
当院には多くの優れた指導医が在籍し、密度の濃い研修プログラムを提供しています。さらに、臨床研修指導医講習修了者である指導医がマンツーマン方式で各研修医の担任指導医となり、研修全般に関わる相談にも応じています。

研修科目とローテート方式

研修科目の内訳
1年目 内科6ヵ月、外科・救急各2ヵ月、産婦人科・救急(麻酔科)各1ヵ月をローテートします。
*内科6ヵ月研修中は当番表により外来研修を行います。
2年目 地域医療・精神科・小児科は1ヵ月。残りの9ヵ月は、将来専門としたい診療科を中心にローテートします。
ローテートのイメージ
1年間 52週+1日
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
1年目 オリエンテーション
1週
内科(6ヵ月) 産婦人科

4週

外科
9週(2ヵ月)
救急(麻酔)
4週
救急
8週
外来研修
(20日)6ヵ月
(※)
2年目 精神科
4週
地域
4週
小児科
4週
将来専門としたい診療科など 40週(9ヵ月)
【内科・小児科・外科・整形外科・脳神経外科・皮膚科・形成外科
泌尿器科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科・救急科・放射線診断科・病理診断科】
(※) (※)内科選択月(未研修の場合)
※実際のローテートの順番はこの限りではありません。
※休日、月またぎなどの調整のため、1年目多少週数変更あり。
※外来研修1年目内科研修時以外にも(※)研修時に行う場合もある。

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先輩の声

病院見学について

病院見学について
見学日当日はマスク(布マスク不可)をご着用下さい。
また検温と健康状態チェック(咳・鼻等)をお願いします。

ご見学をご希望の方は以下のフォームに入力の上、ご送信ください。

 

募集要項  令和6年度開始の募集は終了しました。

出願手続 応募資格:  令和6年3月に医学部卒業見込みの者。または既に卒業し、令和6年2月医師国家試験を受験する者。医師国家試験合格者で臨床研修未実施の者。
出願締切:令和5年7月31日(月)
出願書類 ①履歴書(市販のJIS規格に写真貼付の上選考希望日を記入してください)
②卒業(見込み)証明書または、卒業証書(コピー)
③学業成績書
選考方法 面接試験
採用者に健康診断実施
選考日 令和5年8月17日(木)午後
令和5年8月20日(日)午前~午後
令和5年8月23日(水)午後
*上記のうち1日、希望の選考日を履歴書に記載してください。
募集人数 医科4名
出願書類送付先 〒664-8533 兵庫県伊丹市車塚3丁目1番地
公立学校共済組合近畿中央病院
事務部 総務課 臨床研修管理委員会事務局
TEL:072-781-3712 (内線613)

待遇

身分 非常勤職員
勤務時間 就業時間(8時00分~16時45分)週38時間45分を原則としますが、救急患者や重症患者診療時には時間外にも研修することがあります。
宿直当直 月3~4回 (当直料支給有)

※当直明けは午後から特別休暇取得可能(状況により午前から可能の場合もあり)

有給休暇 年次有給休暇(10日)、特別休暇(採用時特別休暇 5日、開院記念休暇 1日、 その他 当直明け、忌引、感染症等に係る休暇等)
宿舎
家賃18,000円~(2LDK:バストイレ別、病院徒歩5分)
家賃29,000円~(3LDK:バストイレ別、病院徒歩5分)
家賃12,000円~(1DK:バストイレ別、病院徒歩7分)
食事 食堂(有料)あり、院内にコンビニあり
図書室
仮眠室・専用机 有(個室はなし)
給与 卒後1年次 基本給 260,000円
卒後2年次 基本給 300,000円
その他手当 超過勤務手当、宿日直手当、救急勤務医手当(2年次のみ)、住居手当 28,000円、通勤手当
賞与 1年次約500,000円、2年次約900,000円
学会出張 可(旅費及び参加費として年90,000円を上限として支給)
社会保険 有(健康保険、厚生年金、労働保険)
医師賠償責任保険
院内保育所
健康管理 有(定期職員健診)
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