人工透析室では、腎臓内科の患者さんが入院されている5階西病棟と透析業務に関わる内容の検討や勉強会開催、患者指導パンフレットの見直し等、病棟スタッフとの連携を図るための取り組みをしています。その中で、毎年、腎臓内科疾患の学習を終えて維持透析患者を受け持つ新人看護師に対しての人工透析室見学を実施しています。

内容は、病棟から人工透析室への入室後の患者の流れ（体重測定、透析開始前確認、シャント穿刺、透析開始後の患者の様子）、透析終了直前から退室までの流れ（血液返血、抜針、用手止血、透析終了直後の患者の様子）を見学してもらいながら、透析に関する質疑応答や透析看護で病棟スタッフに注意してもらいたいこと等を指導担当者が説明しています。今年度は10月に見学がありました。「今年は、自己学習した内容について理解を深めたい、透析をもっと知りたい感じが伝わり、積極的で意欲的に質問してくれるので、刺激されて説明するほうも熱が入ってしまった。」と担当したスタッフが話していました。また、見学している新人看護師のフレッシュな様子を見て、自身の新人時代を思い出しスタッフも刺激を受けていました。

人工透析室のスタッフは、毎年見学にこられた新人看護師の皆さんの成長する姿を見守って応援しています。

師長