新人研修プログラム

新人教育について

新人看護師の研修は「新人看護職員研修ガイドライン」に沿った研修プログラムを企画し実施しています。集合研修と部署でのOJTを組み合わせ、新人が成長できるように支援しています。

新人教育の特徴

看護師として、組織人として、大きく一歩を踏み出す1年目は、与えられた役割と業務を遂行する中で、知識や技術、判断を身につけていきます。大切な最初の1年間をみんなで見守り、しっかりサポートする体制を整えています。

  • 新人看護師をみんなで見守るシステム
  • 仕事を通じて知識・技術・判断を伝えるための負担のない業務割り当て
  • 充実したメンタルサポート

新人集合研修

新人看護師は入職後2週間の集合研修を終えてからそれぞれの部署へ配属されます。少しでも現場に出てからのギャップを減らせるよう、事前に学習や技術演習を行います。その後は月1回、1日集合研修の日があります。定期的に同期が集まり研修を受けるので、1年後には同期の強い絆が結ばれています。

 

自己紹介から始まる仲間との出会い
最初は基本の手洗いから
輸液療法シミュレーション。
慎重、確実に
口腔ケアはまず自分の口腔から。
電子カルテは1日操作できます。
移乗・移送の演習は
看護師役・患者役を決めて

新人教育 1年の流れ

当院の新人研修では、計画的・段階的なステップアップを目指します
=臨床に必要な基礎知識を、部署の垣根を超えて=
4月
多職種合同研修
入職して最初の3日間は社会人としての心得をはじめ、病院全体のシステムなどについて学びます。
新人集合研修(2週間)
看護師として現場で必要な技術を全体で講習を受けてから、いざ現場へ。この期間に同期との交流も深まります。

研修内容
清潔援助、与薬の技術、採血、注射関連技術、褥瘡予防・ポジショニングなど
5月
部署配属
まずはシャドウイングで日常業務の流れを理解するところから始めます。受け持つ患者の数は1~2名から始め、段階的に増やしていきます。

研修内容
フィジカルアセスメント、1ヶ月の振り返り、メンタルヘルス
6月
休日勤務
プリセプターやサポーターと一緒に休日勤務がスタート。フォローがいるから安心です。

研修内容
多重課題、BLS
7月
夜勤勤務
2回の夜勤シャドウイングからスタート。夜勤における病棟環境や業務の流れを体験的に学べます。

研修内容
輸液ポンプ・シリンジポンプ、看護過程
8月
研修内容
コミュニケーション、看護倫理
9月
リフレッシュ研修
病院を離れて心身のリフレッシュ。同期との楽しい時間を過ごしながら入職からの6カ月を振り返り、今後の目標を見出します。

研修内容
6カ月の振り返り
10月
急変時対応研修
夜勤の独り立ちに向け、急変時シミュレーションを行います。実践型で楽しく学べます。

研修内容
急変時対応
11月
研修内容
緩和ケア 看護過程
12月
プライマリーナース
プライマリーナースとは一人の患者を入院から退院まで継続的に受け持つ看護師のことです。まずはプリセプターと一緒に、一人の患者様のプライマリーナースとして看護過程を学びます。
1月
メンバーシップ
2年目に向けて、部署内でメンバーシップが発揮できるように講義やグループワークで学びます。

研修内容
メンバーシップ
2・3月
1年の軌跡発表会
1年間の振り返りと次年度の目標を発表します。1年間を振り返ることで、自己の看護観を見つめ直す機会となります。

研修内容
一年の軌跡

新人サポート体制

当院は、新人が職場に適応し、臨床で必要な知識技術を習得して安全な看護を実践できるように、「全員で支える」ことを目指しています。またプリセプターシップを導入し、新人看護師が安心して成長できる環境づくりに取り組んでいます。

 

プリセプターシップ

プリセプター制度とは、現場での指導役として先輩(プリセプター)が、新人(プリセプティー)をマンツーマンで教える制度です。

 

プリセプター制度のメリット

  • マンツーマンでしっかりと教えてくれるので、技術の習得が早い
  • 分からないことがあればすぐに聞くことができる
  • 同じ先輩(プリセプター)が指導するので、業務内容や方向性に一貫性がある

専門の心理士が、スタッフの心のケアを担当

在籍している専門の心理士

当院ではメンタルヘルス ケア センターに在籍している専門の心理士が、看護師をはじめ職員の心のケアも行っています。たとえば新人看護師の場合、入職して3 カ月が非常に大切 といわれています。そこで5 月にメンタルヘルスのオリエンテーションを実施。職場の状況に耳を傾け、不安などあれば最善の対策を打てるように配慮しています。ま た、ベテランも含めた個別相談も行っており、悩んでいれば看護師長・副看護師長クラスも相談をすすめてくれるなど、気軽に相談できる体制になっています。

一人で抱え込まず 相談しやすい環境です。

新人看護師さんの場合は、“悩んでいるのは自分だけじゃない”とわかるだけで、ほっとする人も多いんです。
ぜひ、気軽に相談に来てほしいですね。

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