人工透析室です!

人工透析室です!

2022.08.08

ブログ

透析患者さんは、透析をベッドの上で寝ながら受けられることが多いため、透析をされていない方と比較して活動力が低下し、適切な栄養を摂取することが難しい状況などによりサルコペニア・フレイルになりやすいと言われています。

 

当院では、年2回、体組成身体計測・栄養評価を行い、サルコペニア・フレイルの早期発見・予防に努めています。今年6月に、当院の健康運動指導士(保健師)による「貯筋のすすめ」についての講義を透析室の医師・看護師・臨床工学技士が受け、外来維持透析患者のみなさんが、元気で歩くために無理なくできる貯筋運動の指導を、来院時トリアージの待ち時間や透析終了後の止血時間などを利用しておこなっています。

 

「貯筋」とは、運動を行う事によって筋肉を鍛えてそれを貯金のように持続しようという考え方です。人は1歳年を取るだけでも1%の筋力低下がおきていて、病気で入院して1週間ベッドに横になっていると10~15%の筋肉低下が起るそうです。

 

コロナ禍で運動不足を感じている方も多いと思います。筋肉は、しっかり使えば何歳からでも復活するそうです。皆さんも一緒に「貯筋」に取り組みませんか?

 

看護師長
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