2024.05.13
ブログ
2024年度は、新年早々から石川能登半島地震や羽田空港航空機火災など大規模な災害や事故がありました。また、今年に入り全国各地で震度5以上の地震は10回と過去に例を見ない頻度で発生しています。皆さまは、災害時の備えはしていますか?
大規模災害時には、病院は入院している患者さまの安全確保だけでなく、新たな傷病者などの受け入れなど医療救護活動において中心的な役割が求められます。そのため、災害時に適切な対処ができるように、平時からの防災訓練が重要です。当院も令和5年度近畿地方DMATブロック訓練に参加し、机上訓練を行いました。大型災害発生時には、多くの情報が錯綜し、また多くの傷病者への対応が求められるため、医療救護活動の円滑化のため、マネジメントの基本CSCATTTに則って行動することが重要となります。CSCATTTとは、Command and Control (指揮と連携)、Safety (安全確保)、Communication (情報収集伝達)、Assessment (評価)、Triage (トリアージ)、Transport (搬送)、Treatment (治療)のそれぞれの頭文字をとったものです。
2026年度に控えている統合新病院は三次救急医療機能を有し、災害時の医療提供の継続ができる災害拠点病院となります。24時間いつでも災害に対する緊急対応ができ、傷病者の受け入れがスムーズにできるように、今後も防災訓練を継続していきます。
HCU・救急・検査師長