
公立学校共済組合 近畿中央病院
謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。
当院は今年の3月末をもって、長い歴史に幕を閉じることになります。昭和31年6月に近畿2 府4 県の教職員とその家族の結核患者を収容、治療すること、併せて一般市民を診療することを目的として当院は設立されました。時代の流れとともに地域医療において果たす役割が拡大し、近年では地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院として阪神医療圏(阪神北)の基幹病院の一つとして地域の急性期医療を担ってまいりました。
市立伊丹病院との統合が令和7年10月に新病院開院の予定で準備が進められており、当院はそれまでは診療継続の予定でした。しかしながら、建築費高騰による2度の入札不調、建築現場(現伊丹病院敷地)における想定を大幅に上回る土壌汚染などのため、統合新病院開院予定はその都度延期され、目下のところは「令和9年度後半」とされています。施設・設備の老朽化と経営状況の悪化を抱える当院にとって新病院完成予定の度重なる延期は厳しい状況をもたらし、令和8年3月末で診療休止とすることを公立学校共済組合が昨年に決定しました。診療休止の公表以後、通院中の患者様に対しては、病状等を十分に考慮のうえできる限りご希望に沿ったかたちで、近隣の医療機関等へ引継ぎをさせていただいているところです。また、市立伊丹病院ではこれまで不足していた機能を補うべく尽力いただいています。4月以降、当院敷地から市立伊丹病院へのシャトルバス運行を計画するとともに、当院におけるこれまでの診療情報については市立伊丹病院においても必用時に参照できるように準備しています。なお、当院の現職員のうち新病院での勤務希望者については公立学校共済組合からの在籍出向の形で市立伊丹病院を含めた近隣医療機関、共済組合運営の他病院などで勤務いただき、統合新病院開院時にもどっていただいて円滑な新病院の運営が行えることを目指しています。
この先も当院では職員一同全力を挙げて安心安全な医療を引き続き提供してまいりますが、診療可能な最終期日を本ホームページ内でご案内しておりますのでご確認ください。個々の疾患の特性や診療内容によってはより早期に受付を停止せざるを得ない場合もありますので、新規のご紹介などでは事前にご相談いただければ幸いです。なお、3月下旬以後も当院入院中の患者様については市立伊丹病院に転院し加療継続いただくことになっています。
この度の当院診療休止について患者様、ご開業の先生方をはじめとして関係各方面に多大なご不便、ご迷惑をおかけしておりますことを重ね重ねお詫びするとともに、これまで長年にわたり当院の活動にご理解ご支援をいただきましたことに心より感謝いたします。
令和8年1月
病院長 甲村英二
(※診療休止にかかる公立学校共済組合のお知らせはこちらをご覧ください。)