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マスク着⽤について

マスク着⽤のお願い
マスクを着⽤することで、ウイルスなどを含んだ⾶沫が周囲へ⾶び散る量を減らすことができます。また、マスクを着⽤していた⽅
が、感染した場合に重症化を低減できる可能性があります。

マスクの選び⽅について

  • サージカルマスク(不織布3層構造のもの)が有効性は⾼いとされています
  • 布マスクは種類の違う布の組み合わせがよいとされています(組み合わせ例は以下参照)
  • 内側(顔に触れる側)に吸⽔性のある綿や綿混紡、外側に⿐や⼝から放出される⾶沫でマスク外表⾯が汚染されるのを防ぐために、撥⽔性のあるポリプロピレンやポリエステルなどの化学繊維内側と外側との間に撥⽔性のあるポリプロピレンや綿の不織布
  • 素材に関わらず少なくとも2枚の布を重ねる。⼝や⿐から⾶び出る⾶沫の速度が1枚⽬を通過するときに抑えられ、2枚⽬でトラップされやすくなるためです。できれば、綿と化繊のように、異なる素材を組み合わせた⽅が静電気や機械的な作⽤でフィルター性能が向上すると⾔われています。綿を⽤いる場合は、密度の⾼い素材の⽅が捕集効率は上がります。

マスクの着⽤⽅法

期待される効果を得るには、可能な限り顔にフィットしやすいマスクを選び、正しく装着することが⼤切です。
⿐から顎まですっぽり覆うように装着してください。

マスクの保管⽅法

使⽤中のマスクを⼀時保管する場合、周囲の環境を汚染しないような⼯夫が必要です。
例として、クリアファイルを使⽤したマスクホルダーを紹介します。

フェイスシールドとマウスシールド

マスクに⽐較して、フェイスシールドもマウスシールドも⾶沫の⾶散防⽌効果は低いので、マスクの代⽤としては使⽤できません。

マスク着⽤の注意
  • 2歳未満の⼩児に関するマスクの着⽤は推奨されていません
  • マスクを着けていたとしても、換気の悪い部屋で複数⼈が集まり、⻑時間にわたる発声がある場合は、定期的に換気が必要です

新型コロナウイルス感染症の後遺症について

フェイスシールドとマウスシールド

新型コロナウイルス感染症の後遺症(Long COVID-19)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症に関するデータが蓄積されてきました。

新型コロナウイルス⽇本で⾏われた調査(国⽴国際医療研究センターの報告)では、退院後のCOVID-19罹患患者さんの後遺症は以下でした。

  • 倦怠感、呼吸苦、嗅覚障害が4か⽉を超えて遷延する(約10%の患者さん)
  • 遅発性後遺症として、
    ・脱⽑が認められた(24.1%の患者さん)脱⽑は、発症後2か⽉ほどで出現し、平均2か⽉半
    ・鬱、記憶障害、集中⼒低下なども認められている

COVID-19は、症状が出る2⽇前から他者に感染するという、恐ろしく厄介な感染症です。

⽇常の感染対策として、
  • 3密を避ける
    特に、⾷事や休憩などマスクを外すときは要注意です
  • ユニバーサルマスク
  • ⾃分に触る前(特に⾸から上を触るとき)の⼿指衛⽣
  • 適切なPPE(個⼈防護具)選択
  • ⾏動履歴のメモ(症状が出たときに振り返ってリスク評価ができます)
  • 体調が悪いときは出勤せず休む

イソジンなどのうがい薬について

新型コロナウイルス感染症対策としての、ヨード系うがい薬(イソジンガーグルなど)は、おすすめしません。

  • ヨード系のうがい薬は、妊婦や甲状腺疾患の⽅は避けなければなりません
  • 健康成⼈でも過剰な使⽤はすすめられません
  • 新型コロナの検査の前にヨード系うがい薬を使⽤すると、正しい検査ができなくなり、かえって感染を拡げることになります
  • ポビドンヨード(イソジンの中に含まれている消毒成分)の転売は法律違反です

ポビドンヨードによるうがいは、『かぜ予防に有効ではない』という研究結果があります。ポビドンヨードは強⼒な殺菌性があるので、のどや⼝の中にもともといる『正常な細菌』をも殺してしまい、さらには、粘膜なども痛めてしまうからと考えられています。
また、ポビドンヨードの⻑期使⽤は、甲状腺機能を障害する可能性が指摘されています。
ポビドンヨードでうがいすることで、⼀時的に⼝の中のウイルスは減りますが、その後の発病や重症化を予防することは証明されていません。
当院では、医師が必要と認める場合を除き、患者様ご⾃⾝のご希望によるヨード系うがい薬の処⽅はいたしません。ご理解のほどよろしくお願いします。

外部リンク

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